英語は国際語
幼児から大人まで英会話スクールは大盛況です。
海外旅行に行く人も毎年増えてきていますが、海外に行ったときも英語が話せるのと話せないのとでは大違いで、旅の楽しさも英語力で左右されると言っても過言ではないでしょう。
日本の観光地を見てみても、日本語とともに、ほとんどのところに海外の観光客のために英語の説明が
つけられています。
また最近は、ほとんどの駅に英語の表示があり、英語のアナウンスをする鉄道も増えています。
逆に考えてみると、私たちが海外に行った場合に、たとえその国が英語が母国語の国でなくても、観光地などでは、その国の言葉の説明とともに、英語の説明が書いてありますので、英語さえ話せれば、どの国にでも行けるというのは、言いすぎではないと思います。
このように、どの国でも、どの国の人とも英語さえ出来ればコミュニケーションできるので、英語は国際語だと言えるでしょう。
母国語ではなくても、第二言語として、ほとんどの国では学校教育に取り入れている言語です。
小学校への導入が待たれる昨今ですが、これからの日本は英語が当たり前のようにコミュニケーションの手段として自然に使える、そんな国になっていかなくてはいけないでしょう。
英語を話す国々
英語が話せれば、いろいろな国に行くことは出来ますが、やはり母国語や公用語でない国では、通じないことも多々あります。
では世界で英語が、難なく通じる国はどれくらいあるのでしょうか。
実は英語を第一言語としている国の数は3億8千万人くらいで、中国語を話す人の数(9億人)よりは少ないのですが、共通語としての役割を見てみると、文句なしに英語のほうが話す人が多いということになるでしょう。
さて、英語を国語としている国々はイギリス、アメリカ合衆国、オーストラリア、ニュージーランドです。
公用語、共通語としている国は、小さな島国まで合わせると相当な数になります。
有名な国々を選んであげていきますと、アイルランド、カナダ、ジャマイカ、プエルトリコ、シンガポール、フィリピン、パキスタン、グァム、南アフリカ共和国、フィジーなど、世界の人が集まるようなリゾート地があるところなどはまず、英語が出来れば不自由することはないでしょう。
香港は中国ですが、中国に返還前はイギリスの領土として、英語が共通語として使われていて、今でもよく通じます。
またインドは多数の言語が混在する国ですが、英語は準公用語として使われています。
アメリカ英語とイギリス英語
同じ英語でもアメリカで話されるものとイギリスで話されるものとは、発音、表記、単語の違いなど、いろいろな違いがあります。
主に英語のお手本となることの多いのはイギリス英語ですが、日本では最近はアメリカ英語の影響のほうが大きいと思われます。
映画や音楽なども、アメリカから入ってくるものが多いからかもしれません。
英会話学校にいるネイティブの英語教師なんかも、アメリカ出身の人が多いですね。
オーストラリアやニュージーランドの英語はイギリス英語の影響が強い英語だと言われています。
アメリカとイギリスの、注意するべき単語の違いを少しあげてみたいと思います。
例えば建物の1階というのをアメリカの人に伝えるときは「first floor」でいいのですが、イギリスの人には2階を意味することになってしまいます。
アメリカの人たちや私たちが言う1階はイギリスでは「ground floor」です。
また地下鉄はアメリカでは「subway」ですがイギリスでは「lift」、アパートはアメリカでは「apartment」ですがイギリスでは「flat」となります。
中には、この単語の違いが誤ってた伝わってしまって、誤解のもととなってしまうこともありますので、注意が必要です。
英語を使う仕事
英語が好きな学生などがよく「英語を使う仕事がしたい」と言うことがありますが、英語を使う仕事という物は案外多いものです。
まずは一番に浮かぶのは通訳でしょうか。
テレビなどで外国人スターの隣で通訳をする人にあこがれたりしますね。
また国際会議などでの同時通訳者、学校の英語教師、航空会社のキャビンアテンダントやパイロットもそうですね。
日本に来た外国人観光客をガイドする通訳ガイド、ディズニーランドやUSJなどのアメリカ発祥のテーマパークのスタッフ。
ホテルの従業員や外国人観光客が多いお店で働く人や免税店の店員、貿易会社や商社の社員。
最近は外資系の会社も多くなってきていますので、そこの社員になるのも英語が必須だと思います。
また外交官や翻訳者などもそうですね。
仕事でなくても、国際的なイベントなどのボランティアをするときにも英語が必要になってきます。
このように、英語自体が仕事になる場合や、英語をコミュニケーション手段として仕事をする場合、特別な訓練がいる仕事もありますが、この国際時代の今、どんな仕事をするにしても、英語が全く必要ないという時代ではないのではないかと思います。